常陸屋紹介

東京に店を構える珍味の卸問屋の2代目。
先代は脱サラ後、浅草で甘納豆職人となり、のちに卸問屋を立ち上げました。
小さな頃から全国のさまざまな珍味を食べていたため、味覚がかなり鍛えられました。(また東京在住ということとバブル期に青春時代を送ったということも重なり、小さなお店から有名店まで、いろいろな味に親しんできました(遊び惚けてたとも言えますが)その経験は今の製造という仕事に大きな影響を与えています。)
大学在学中から稼業を継いでいたが、卸業だけではいずれ頭打ちになると考えていたところ、米菓の製造メーカーが廃業するとのことで機械を安く譲り受けることができました。またほどなくして豆菓子の製造メーカーも廃業するとのことで声がかかり、機械や職人などを譲り受け、長年の製造業への夢を叶えることができました。
都内では工場を構えられるだけの土地を見つけるのが難しいため、約20年前に両親の故郷である茨城に移住し、製造業をスタート。現在に至ります。
ちなみに会社名の「常陸屋」は、両親が茨城県出身であることから名づけられました。

<常陸屋のこだわり>

①地元産のものにこだわる

移住をしてみて驚いたのが、農作物や食材の豊富さと質の高さ。地元筑波山麓産の米や茨城県産の落花生をはじめ、できる限り地元のものを使って製造をしています。

②目に見える素材にこだわっています

常陸屋で使う原料は、自主生産、契約農家さんから仕入れています。もち米や落花生も誰がどのようにして作っているのか、どんな土で育っているのかなど、納得いく原料を選び、さらに美味しくなるためにはどうしたらよいかという勉強、研究も怠りません。
農家さんと一緒に、美味しい商品を作るため日々精進しております。

③できる限り添加物は使わない

小さなお子さんにも食べてほしいので、なるべく添加物は使わず天然の素材で味付けをしています。
米菓の定番商品は添加物は使用せず(塩味のもの、トマトバジル、カレーなどは除く)、豆菓子もいか、梅、ごま、えびはほんのわずかなアミノ酸以外は、基本的に天然のものしか使っていません。
実際に添加物が苦手というお客様にも「おたくのは食べても舌がしびれる感じがしない」「食べても平気」と言われています。

④手づくりにこだわる

今は機械の性能も飛躍的に向上し日々進化していますが、食品には「手づくりだからこそ出せるおいしさ」というものがあります。
常陸屋の商品は天然の素材を使っているため、機械だけではコントロールできないこともあります。例えば同じお米でも一粒一粒個性があり、ふくらみ方や乾燥の仕方も変わってきます。
またその日の天候や気温、湿度などにも影響を受けるため、職人の経験や知識をもとに細かい調整をしながら製造しています。
機械はある一定のクオリティのものをコンスタントに作ることができますが、それは常に同じものしか作れないとも言えます。しかし手づくりの場合は常に素材に合わせて調整していくため、一定のクオリティを保ちながらさらに突出した美味しさを生み出すこともできます。そこが手づくりの醍醐味であり、常に目指していることでもあります。

⑤常に新しい技術、美味しさを

より美味しく作れる技術を常に模索、そして改良し、新商品の開発にも努めています。

⑥お子さんでも買える価格を

豆菓子と米菓は身近なお菓子。だからこそお子さんでも買うことができる価格に設定しています。子供の頃に食べておいしいと感じたものは、一生心に残るもの。お子さんにとってそのような商品でありたいと日々努力し続けています。

つくばコレクションに認定されています

市内の物産品の中でも、特に優れた物産品を「つくばコレクション」として市が認証しています。
常陸屋では、つくば市産のもち米や醤油を使った「紫峰の恵み」が認定されました。

所在地:
茨城県つくば市国松798-1